オーストラリアで出産のすすめ ~産婦人科・通院編~

妊娠・出産

こんにちは!妻のキィです。

旦那のルゥ君と始めたブログですがすっかり任せきりになってしまっていました

そんなマイペースなわたしですがオーストラリアで通院・出産を決めた体験談を忘れないうちに

備忘録としてまとめていきたいと思います

※あくまでわたしの体験談となります。お住まいの地域や州によって事情が異なってくるかと思いますのでご留意ください!

妊婦検診のしくみ ーGP、助産師、その他検査機関

わたしの妊婦検診は大きく分けてGP助産師その他機関の3つで行われていました。

  • GP
専門分野はあるもののあらゆる症状を診察してくれます

GPとはオーストラリアの医療制度でよく聞く言葉でGeneral Practitioner(一般開業医)の略語です

日本では内科や耳鼻科など症状に応じて自分で判断してそれぞれの病院で診察を受けますがオーストラリアでは症状に関わらずまずGPの診察を受けます

これは産婦人科においても同じで検診の流れとしては

①GPを探す(WEB・知人に聞く)→予約・診察→定期的な検診がGPのもと開始

②妊娠の週や状況に応じて必要な検査(血液検査、超音波検査など)があればGPから検査機関へ紹介状が出る→紹介状を持って予約→検査

③検査の結果はGPに送られるのでGPのもとで検査結果の確認をする

というような流れを繰り返していきます

  • 助産師
担当の助産師さんが妊娠・出産・産後を通してサポートしてくれます

助産師は midwife とよばれ、GPの診察所とは別の病院の施設内にいるためGPからの紹介状によって仲介されます。わたしの場合初回の面談はGPから予約をいれてくれ、それ以降の面談は初回の面談時にひと月かふた月に一回程度で指定されました。

面談の内容としては

〇既往症や家族構成の確認

〇過去の経験、現在の気持ち等こころの状態について

↑上記2つは電話を通した翻訳サービスを使って面談をしてくれました

〇困ったときの州のケアサポートの情報

〇授乳、赤ちゃんのベッドについてなど出産準備のアドバイス

などがあり、最初の面談からずっと同じ助産師さんが担当してくれます

また、わたしの場合は助産師のいる施設にpathology(病理検査の施設)も併設していたため、面談時にそこで血液検査を受けることもありました

  • その他検査機関
検査に応じていろいろな施設を巡ります

GPの紹介状を持っていくと検査の予約ができます。わたしの場合血液検査、超音波検査、妊婦糖尿病検査(シュガーテスト)で3つの施設に行きました。

GP、助産師、検査機関ーこの3つを回りながら検診が進んでいきます。日本では1つの病院ですべての検査ができ、場所によっては出産までできることを考えると少し面倒ですがいろいろな人が心と身体の両方をケアしてくれていると考えると心強いですね

キィ
キィ

出産は隣町の大きな総合病院を紹介されました。検査結果等は適宜GPから総合病院に共有されるため通院の必要はなく、一度だけ診察(ほとんど顔合わせ?)のようなものがありました。

ちなみにその際の予約はGPが総合病院に連絡→その後総合病院からわたし宛に連絡がきて日時が伝えられるという形式でした!

経験して思ったこと・注意点

・エコーの精度が…

私の担当をしていたGPは産婦人科が専門分野で簡易的なエコー検査の機械を持っていたため、毎回の検診では血圧・体重測定、尿検査に加え腹部エコーを見せてもらうことができました。しかしその精度は低く顔立ちなどはほとんど見ることができませんでした…それでもおおよその大きさが測れたり手をにぎにぎしてるね、など動いている様子が見られたりしたのでとても安心し幸せを感じることができました。ちなみに画像は写真にして持ち帰らせてくれます。オーストラリアでは冷蔵庫に貼っている方が多いのだとか…

・各施設の予約の兼ね合いが…

GP、助産師、検査機関はそれぞれ独立しているので予約を別々に取らなければなりません。例を挙げると

GP
GP

次回の予約は2週間後の〇日ね。はい、これ血液検査の紹介状ね

(超訳:次の診察時に検査結果がほしいから間に合うようにここの検査機関で予約をしてね)

というように指示が出されます。(最初はこの紹介状はどうしたらいいの…!?と戸惑いました…)

余裕があればいいのですが検査機関の予約がいっぱいだったりその検査自体に”〇週目に行う検査”というようにさらに細かい時期が指定されている場合があるので紹介状をもらったらなるべく早めに検査機関の予約をすることをおすすめします。知人の妊婦さんは予約を取るのが遅くなってしまったため遠くの検査機関までいかなければならなくなってしまったそうです。

ちなみにわたしは”20週エコー検査”をいつでもいいものと勘違いして2週間ほど過ぎてから予約をしにいってしまったため検査機関の方に怪訝な顔をされてしまいました…(GPに確認してもらい無事受けることができました)

・言葉の壁が…

実はわたくしキィ、英語が得意ではありません…

病院内で交わされる会話は医療に関する英語が多かったり複雑な指示があったりと理解が難しいものもありました。うまく聞き取れなかった場合は場合は言い換えてもらったり自分の解釈が合っているか聞き返したりするようにしましょう(こんなことは当たり前のように思えるかもしれませんが、わたしは最初曖昧に流してしまうこともありました…)。はじめに「英語はまだ勉強中です」と打ち明けておくといいかもしれません。みなさん嫌な顔ひとつせず丁寧に説明してくださいました。でも勉強もきちんとしていきます…!医療・妊娠出産に関する単語等を事前におさえておくと話がしやすくなりました。

余談:オーストラリアで出産を決めた理由

旦那のオーストラリア駐在が決まったのはちょうど妊娠が発覚したのと同じ頃でした。家族、産婦人科の先生方、母子手帳をもらいに行った先では市役所の職員の方にまで「どっちで産むの!?」と質問攻めを受けました。そして決まって「日本で産んだ方がいいよ」と言われていました。たしかに日本で出産する方が英語に戸惑うこともないし検診や市の補助が受けられるし両親のサポートを受けられるし…といろいろ迷ったのですが最終的にやっぱり家族は一緒にいたほうがいい!というそれだけでオーストラリアでの出産を決意しました。おなかが大きくなる過程、出産、新生児期…そういったものを全部家族で共有したいと思ったらやはり旦那を置いて日本に帰ることはできない…!そして旦那もそれを強く望んでいる…!オーストラリアの医療レベルが申し分ないこともふまえたうえですがそんな思いで妊娠12週を過ぎた頃体調が少し落ち着いたのを見計らってオーストラリアに越してきました。最初は心配していた両親も病院が見つかったことや妊娠の経過などを話していくうちにあたたかく見守ってくれるようになりました。

どちらを選択するにしても最終的に決め手になるのは周囲の声やメリット・デメリットではなく自分の気持ちだと思います。もしこのブログを読んでくださっている方でわたしと同じように迷っている方がいれば少しでも背中を押せればいいなと思っております。

長くなってしまいましたが今回はこの辺りで失礼します。

また気が向いたときに発信していければと思っておりますのでよろしくお願いいたします♪

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